「情報量より思考力」成果を出す人が“自分の意見”を持つ理由

コミュニケーション術
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現代では、ありがたいことに様々な情報が瞬時に手に入るようになりました。

SNS、ニュース、AIツール、など探せば答えいくらでも出てきますよね。

これだけ情報が多く溢れているなら、欲しい情報を持ってさえいれば、自分の仕事がサクサク進みそうな気がします。

しかし、私が普段一緒にお仕事をさせていただいている優秀な方の多くは、必ずしも情報を大量に持っているというわけではありません。

むしろ、あまり多くの情報に触れすぎない方のほうが多いです

なぜでしょうか?今回はそんな内容をお話していこうと思います。

Point
  • 情報量よりも思考力が重要な理由

スキルアップや成長のためには、ついつい「もっと情報を集めよう。」と思いがちですが、実は情報量はそんなにいらないんじゃないかと思った話をします。

例えば、「〇〇ラーメン、3年で純利益2倍のわけ」というネットニュースがあったとします。

このとき、すぐクリックして記事を読んでしまいそうですが、仕事ができる人は「なぜだろう?」と少しだけ考える時間を作っているイメージです。

既存店舗の売上増?単にコストカットしたから?など、開けば答えが載っていますが、一旦自分なりの考えを持っておくわけです。

結果として、自分の予想とは違っていたらそれは新しい考えとして勉強になりますし、合っていたとしても答えを導き出すための道中が違っていれば、それはそれで勉強になります。

つまり、考えを持たずに大量の情報を当たっていても、右から左へ抜けていくだけ。他人の意見を鵜呑みにするだけなら意味は無いということですね。

実際私はコンサルタントとして、強制的に考えさせられる環境にいるおかげで、日々頭を鍛えさせてもらっています。

ちなみに、ニュースの見出しについて、意見を持ってから読む。というのは社会人1年目のときにお世話になった上司からのアドバイスです笑

ITコンサルの現場では、ただお客様が欲しいシステムを開発すれば良いわけではありません。

必ずといって良いほど、若手であっても意見を求められます。

そのときに必要なのが、何といっても提案に対する説得力です。

意見だけ言って根拠が無ければ「なんだ?コイツ」と思われて終わりなので、お客様へ提示する前に論理が通っているのか、社内で内部レビューの時間が発生します。

最初こそ指摘を食らいまくっていました。しかし、日々自分の考えを持って情報を当たり、仕事でアウトプットを繰り返すうちに、自然と分析に厚みが出て、指摘が減ってきました

そのうち、「このニュースには根拠が薄い。」や「その分析は一面的でミスリードが発生している。」などと気付けるレベルにまで到達できれば、一生役に立つ能力になりますから、情報量<思考力は常に意識したいですね。

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