スマホは脳疲労を起こす無気力人間製造機。FIRE達成の天敵

思想
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現代日本を見てみると、若者が無気力すぎると感じたことはないでしょうか。かくいう私もザ・Z世代の若者ですが、同世代や年下の子たちを見てそう感じています。

原因としては少子高齢化、増税、物価高、上がらない賃金など”日本の将来への不安“が真っ先に挙げられるかもしれません。一方、私が特に「現代の若者が無気力化している」と考える理由としては、スマホ・SNSの長時間使用による脳疲労が原因でやる気・集中力が低下していることだと感じます。

そこで、スマホ脳疲労により起こるやる気の低下はセミリタイア達成の天敵だと感じた出来事があるので紹介します。

受動的情報収集の習慣化が成功を遠ざける

受験に失敗したA君のお話

私は学生時代、学習塾でアルバイトをしていました。今の時代って公立の小学生でも自分のPCを持つことがあるらしいですね。

我々Z世代はデジタルネイティブ世代と言われ、中学生の頃からスマホに触れてきましたが、今の小中学生(通称α世代)ではデジタル機器を使い始める年齢がどんどん前倒しになってきているように感じます。

そうなると、一部の子は若くしてスマホ依存症を発症してしまいます。今回は私が一時期少しだけ勉強を教えていたとある生徒A君のお話をします。

A君は当時高校受験生で、受験まで半年という時期に入塾してきました。彼には集中力が10分も持たないという致命的な欠点がありました。休憩中にスマホでSNSを見るのは当然で、授業中も目を離した隙にSNSを見たり居眠りしたりと、スマホに支配され、脳疲労に侵されていた生徒でした。

注意すると癇癪を起されましたが、このまま放置するのも馬鹿らしいので、なぜ授業中寝るのかについて聞いてみました。授業がつまらないからと言われたらさすがに凹みますが、どうやら「なんか疲れが取れない」だそうです。常に頭の傍らにスマホのことがちらつくらしく、寝る直前もゲームやSNSに没頭していたようです。完全にスマホ脳疲労ですね。

やがて、「親に言われて塾に来てるだけ。ゲームやSNSができれば何でも良い」と言うほどにまで無気力になってしまいました。

高校に合格するのが本来の目的であるため、勉強に身が入らない原因、もっと言えばA君を無気力にさせる原因となるスマホは捨てるべきというのが客観的に見たときの最適解なのですが、ご家庭の事情には踏み込めないという塾長の判断のもと、不問としました。

A君がいる授業はあまり見ていなかったので学力の推移は把握できていませんが、受験結果は…お察しの通りです。

受験というフィールドにおいては、分からないところを先生に聞きに行くというように自分から主体的に学びに行く生徒が次々に合格という成功をつかみ取ります。一方で、無限に様々な情報を与え脳を支配してくるスマホに囚われ、脳疲労により主体性を失い、無気力化した生徒は志望校合格という成功体験からどんどん遠ざかっていきます。

セミリタイア達成の鍵は主体的に行動する力

先ほどは受験を例に出しましたが、このA君の失敗体験は社会人になった私も他人事ではないなと感じました。

もし「セミリタイアしたいな~」と思うだけで何も行動をしなければ何も成し遂げることができませんからね。

そのため、社会人1年目は以下の3つを課していました。

  • 給料の6割を投資へ(賞与は全額)
  • 種銭の中核となる給与所得を増やすため、本業に力を入れる
  • 消費の取捨選択を行い、衝動的な浪費をしない

既にリタイアされている方やリタイア目前の方からすると基礎中の基礎という部分もあるかもしれませんが、それでもこれらを実現するには強い意志、気力が必要です。ですので、無気力人間製造機であるスマホの使用は最小限にしています。

私はブログを更新するたびにX(旧Twitter)にリンクを貼り付け投稿していますが、Xの1日の使用時間1分に制限しています。普通の投稿をしようとすると間に合わないときもあります笑

でもそれで良いんです。私はもともと怠け癖がありますから、こうでもしないとスマホに囚われ無気力化してしまいます。もはやデジタルの世界から逃げるのに必死です。

ちなみに3つ目の消費の取捨選択については以下の思想に繋がっていきます。

最後に

私はITコンサルタントという職業柄、基本的にはPCにへばりついているのでかなり脳疲労を起こしやすいのですが、事務作業とは異なり延々とPCで作業というわけではないため、顧客とのコミュニケーションの機会があるだけまだマシなのかもしれません。

やる気・集中力の低下はセミリタイアを目指して稼ぎ、貯める過程において百害あって一利なしです。なのでスマホによる受動的情報収集は程々に、本業へプラスに働く資格を取得したり副業をしたりと生産活動に励むなどして、主体的に活動できる時間を長くしていきたいですね。

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