先日地元へ帰省し、高校の部活の人たちと集まる機会がありました。
私の代と1つ年下の代で集まったので、私を含め社会人数名と学生が入り混じったメンバー構成でした。そうなると、やはり大学院へ進んだ同級生や大学卒業を控えた同級生、後輩から「社会人ってやっぱキツい?」と聞かれるわけですね。
私はいい年した大人が若者に説教を垂れるテンションで社会人マウントを取るみたいなことはしたくなかったので、全然キツくないよ~感を出していたのですが、実際は本当に思っていたよりもキツくなかったというのが社会人1年目の感想です。(まあこれから2年目,3年目と年次が上がるにつれて会社やクライアントから求められるレベルは上がっていくので、今後のことは何とも言えないのですが…)
現時点での話ですが、私は特別社会人が学生よりキツいと思ったことはなく、むしろ社会人のほうが楽しいです。というかそう思うようにしています。今回はこの学生or社会人論争について皆と話した内容と私の意見をつらつらと述べていきます。
「学生のほうが楽しい」という意見
圧倒的な時間的ゆとり
よく「大学生は人生の夏休み」と称されます。大学や学部によりますが、小中高含めて社会人よりも自由度は高いと思います。
それに学生の特権「夏休み」があります。小中高校生は1か月間、大学生に至っては春休みも含めて年間4か月、1年のうち3分の1が長期休みです。これだけ休みがあればやりたいことを好きなだけできますね。
また、親に養ってもらえるため、勉強以外だと部活や遊び、ゲームや恋愛など好きなことに膨大な時間を投下できます。若さゆえにイキり散らしたり、多少悪いことをしても許される時期でもあります。(最近はSNSの影響で許されない場合もありますが)
意外と拘束時間は長い?
「社会人のほうがキツい」と言われている理由として週5日労働がありますが、よく考えてみると小中高校生や授業をたくさん取っている大学生も週5日学校へ通いますよね。
以下は私の例ですが、実際の拘束時間で考えると中学生のときが一番忙しかった印象です。
06:00 起床
07:00~08:00 朝練
08:00~16:00 授業
16:00~18:30 部活
18:30~19:30 帰宅&夕飯&電車で移動
19:30~22:00 塾
23:00 就寝
平日の忙しいときで以上のスケジュールが週2,3日ありました。これに加えて日々の授業や部活で毎日課題を出されていたので、一体いつ消化していたのかわからないです。ちなみに、部活で出される課題というのはサッカーノートのことで、日々の練習や土日の練習試合、リーグ戦の記録を毎日書かされていました。これがまぁ面倒くさかったです笑
部活をされていた方は土日の片方、または両方が固定で潰れていた方もいらっしゃるかと思いますので、夏休みのような長期休暇がある一方で、意外と普段の拘束時間は長いですね。
ちなみに私は中学時代、週7で部活がありました。
「社会人のほうが楽しい」という意見
お金が手に入り、遊びの幅が広がる
社会人は社会人で学生では考えられない額を稼げるようになるため、お金を投下して学生のときはできなかったことをできるようになります。
入社初日に一次面接を担当してくださった先輩とお話しする機会があったのですが、その先輩は2年前にテスラを新車で購入したとのことです。車好きの間では人気なようで、好きなものに対して桁違いのお金を投じて人生に彩りを加えられるのは社会人の特権ですね。
生きるために働き続けなければならない
働けばお金がもらえますが、一人暮らしをしている方、特に東京など家賃水準が高いエリアに住んでいる方は日々の生活費のせいで意外と手残りが少なかったりするんですよね。
私の友人で、実家暮らしの大学生とお付き合いしている人がいるのですが、「社会人やってる俺の方が金持ってないかも笑」とぼやいていました。
実家に住んでいない限りは毎月固定で十数万円、人によっては数十万円払い続けることになるため、生きるために働く必要があるのは社会人特有の悩みの種かもしれません。それに、学生のような長期休暇も会社員では難しいですしね。
「社会人のほうが楽しい」と思える人生のほうが絶対良い
結局のところ「学生の利点は時間の多さ、社会人の利点は稼ぎの多さ」という結論になりました。
ちなみに私は冒頭でも述べましたが、社会人のほうが楽しいと思っています。
理由は主に2つあります。
- 衣食住すべてにおいて親から独立し、自分の力で生きているという自信
- 30歳でセミリタイアし、時間とお金の両方を手に入れるから
私は大学を卒業するまで実家暮らしでした。子供時代は何不自由なく生活でき、大学へは奨学金を借りずに卒業させてくれた親にはとても感謝しています。いわゆる「親ガチャ」でいうと私はSSRの親の元に生まれたと思っていますが、やはり同居していると色々思うところもあります。今でも頻繁に実家へは顔を出していますが、基本的な生活を一人で送れるというのはすごく気楽で良いです。また、これまでは親の力に依存していたのをすべて自分の力でできるようになったことで、自己肯定感が増しました。
それに、弊ブログで掲げている通り20代でセミリタイアするという目標のもと、時間もお金も手に入れることで学生と社会人両方の利点を享受するため、日々資産が増えていく過程も楽しめています。
これは私の持論なのですが、社会人のほうが楽しいと思える人生のほうが良くないですか?
社会人になった今、学生時代は過去です。そんな過去のほうが楽しかったと思いながら今後の人生を一生生きるのは絶対嫌というのもあり、「社会人のほうが楽しい」と思うようにしています。実際、今を全力で生き、セミリタイアへ向けて人生が上向きつつあるので楽しいというのもあります。
私が好きなワンピースという漫画のセリフに、
「あんたは少し先の未来が見えるだけ それが別に見えなくても 未来を変える権利は 皆 平等にあるんだよ!!!」
があります。ベッジが数秒先の未来が見えるカタクリに対して言い放つシーンです。(ワンピースネタが分からない方はすみません笑)
まあ実際未来が見えることはないのですが、過去は変えられなくても未来は変えられるということなんですね。
これから先の会社員人生、もしかしたら辛くしんどいことがあるかもしれませんが、未来は変えられるという思想のもと、これから先の人生を楽しいと思える生き方を地べたを這いずり回りながら模索していこうと思います。

2024年卒の会社員です。
某理系大学の情報系学部から新卒で日系のITコンサルティングファームに入社し、2年目になります。
私には「20代で経済的自由を達成し、セミリタイアする」という目標があります。ブログ「新卒から始めるFIRE戦略」ではそんな私の思考や支出の抑え方、資産状況など、セミリタイアを達成する過程を発信しています。
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