【突然の出費に要注意】金欠の原因とその対策3ステップ

支出の洗練
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先日、大学の友人と飲みに行ったのですが、「俺実家暮らしで金かかってないはずなのになんか気づいたらお金ないんだよね~」と相談を受けました。

話を聞いてみると、案外色んな人に共通する部分があると思ったので、今回は私の身の回りの人のお金がなくなっていた原因とその解決方法についてお話していきます。

気づいたら金がない原因

原因1 : 「たかだか数百円」の積み重ね

私が今勤務している配属先の会社には私の他にもう一人、社会人1年目の同期がいますが、彼もまた貯金ができない人らしいです。理由を聞いてみると、大学の友人と同じく「気づいたら無くなってる」とのこと。

ですが私は「そりゃ金無くなるだろ笑」と思うことがあります。なんと彼は出勤日は午前と午後にモンスターエナジーを1本ずつ飲んでるんですね。それも、昼食を買うときにコンビニで。割高なので昼食確保のためにコンビニを使うのは極力避けたいところですが、今回は不問とします。

さて、ここからは少し計算の時間になりますが、今時コンビニでお弁当を買うと600円くらいはかかるかと思います。そしてモンスターエナジーは230円です。彼は1日2本飲んでいるので合計460円。

週5で働くサラリーマンの月の稼働日数はおよそ20日なので

1か月にかかる昼食代とモンスターの合計は(600円+460円) × 20 = 21200円です。

先日、私の1月分の家計簿を公開しましたが、なんとこれ私の1か月の食費を超えています

たかだかお弁当の数百円、ドリンクの数百円、そんな何気ない数百円の積み重ねが、いざ振り返ってみるとどでかい出費に繋がりますね。

原因2 : 固定費の把握ができていない

次の原因はこれです。主にサブスク系ですね。

これは冒頭に出した友人の話ですが、彼はサブスクの沼にどっぷり浸かっていました。例えばNetflixやDAZN、キャリアスマホの高額プランにエニタイムフィットネスなどです。

他にもいくつかありましたが、これらの月額料金をざっと合計すると21000円程でした。

ヘビーユーザーであればサブスクを検討するのは良いことですが、実はあまり使っていないサブスクってあったりするんですよね。1つ1つの料金が数千円だとしても、やはり積み重なるとこちらも大きい出費になります。

原因3 : 出費の大部分が変動費

これは貯金ができない多くの人に当てはまることだと思います。それはそうですよね。月によって友人や家族と出かけたり遊んだり、お茶したりする頻度はまちまちですから。

「毎月〇〇円貯金しようかな~」と考えている方でも、支出の大半が変動費だと貯金できる月とできない月があり、モチベーションを維持しづらいです。それによって挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。

浪費家がお金を貯める単純な方法(まずはこれをやるべし)

ステップ1 : 支出をクレジットカードに統一し、家計簿アプリに紐づける

ここでやるべきこととして、まずは支出をクレジットカードに統一し、カードの利用状況を家計簿アプリに紐づけてください。とりあえずこのステップでは節約しようとは考えず、いつも通りにお金を使ってしまってOKです。

参考までに、クレジットカードについて私は三井住友カードNLのゴールドカードを使っています。社会人生活1日目にゴールドカードへ切り替え、100万円修行を行っていました。

また、家計簿アプリについてはZaimを利用しています。先日公開した1月家計簿も、Zaimに取り込まれたデータをもとに記事を作成しました。

近年、PayPayを中心にキャッシュレス決済が進んできましたが、まだ日本は他の先進国に比べ現金決済の比率が高いです。ですが、現金決済には以下のデメリットがあります。

現金決済のデメリット

ATMへお金をおろしに行く手間がかかる(+手数料がかかる場合がある)

今の時代、給料は現金を手渡しで受け取るのはごく少数で、基本的に銀行振り込みになりますよね。

そのため、現金派の方は毎回ATMへ行き、お金をおろさなければなりません。それに、ATMの利用により手数料が発生する可能性もあります。

一方、クレジットカードの場合はそれをかざしたり差し込むだけで決済できますから、一切そのような手間はかかりません。

決済によるポイントが付かない

クレジットカードにはポイント還元の特典があります。ものによっては獲得したポイントを来月の支払い金額に充当することもできます。有名どころで言うと楽天カードや三井住友カードですね。

年会費無料のクレジットカードでも、ポイント還元率が0.5%~1.0%のものはたくさんありますから、仮にポイント還元率1%のカードで10000円分の買い物をすると100円相当のポイントを享受できるため、現金決済と比較して明らかに優れていると言えます。

支出の把握が難しい

一番の理由はこれです。現金決済の場合はレシートを取っておかない限り、費目ごとの出費を把握するのは不可能です。それに、毎回1か月分のレシートを1枚ずつ確認して費目をまとめる作業はまあ骨が折れるでしょう。

ということで、支出の把握+貯金習慣を継続する礎の構築として弊ブログでは

クレジットカード決済&家計簿アプリ

の利用を推奨します。これにより、クレジットカードによる支払いは自動的にアプリに紐づけられ、費目も自動で振り分けてくれます。(例:スーパーでの買い物→食費,薬局での買い物→日用品など)

ステップ2 : 費目ごとの予算を設定する(変動費の固定費化)

ステップ1でおおよそ何にどれくらい使っているのかを把握できたら、それぞれの費目に対して予算を決めましょう。不要なサブスクの見直しやスマホの格安sim化、交際費が50000~60000円かかっている方は50000円を基準にして50000円→45000円に減らしてみる、など小さく削るだけで問題ありません。貯金の問題において大事なのは額ではありませんので、最初は少し削ってみることを考えましょう。

このように変動費の固定費化を実施することで、毎月固定で貯金できる金額を捻出でき、貯金習慣の継続に繋げます。

ステップ3 : 先取り貯金

ステップ2で浮いた金額を、毎月給料が入ってきた段階で貯金してしまいましょう。

「収入 – 支出 = 貯金」ではなく、「収入 – 貯金 = 支出」です。

そして、貯金した後の残りで生活していきます。これを毎月続けていき、いずれ振り返った時にまだ削れそうな費目があれば、その都度貯金額を増やしていけば良いです。

貯金の問題は「やるかどうか」意欲があれば誰でもできる

ここまで解説したステップ1~3を実施すれば誰でも貯金できるようになります

後はやるかどうかです。まずはできるところから、地道にコツコツやっていきましょう。

今回は資産形成を頑張っている方には物足りない内容になってしまいましたが、そもそも貯金習慣がない方の一助になればと思います。

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